子どもの成長期に、今日からすぐ役立つ情報をお届けします!「食育レベルアップ!」

【鈴木サチさん・インタビュー後編】 ヨソはヨソ、ウチはウチ! 家族みんなで楽しい子育てを

プライベートでは小学生の長女・長男、そして生後5ヵ月の次男と、3人の育児に大忙しの鈴木サチさんが、毎日の生活で大切にしていることとは?

<後編>では長女の食物アレルギーでの苦労や、忙しい中でも心の余裕を保つコツや美容の秘訣、そして育児に対する考え方など盛りだくさんの内容でお届けします!

娘のアレルギーは私のせい!? 傷つき悩んだことも

鈴木サチ インタビュー 失敗談

――食にまつわる失敗談があれば教えてください。

やはり娘の卵とピーナッツのアレルギーでしょうか。当然のことかもしれませんが、彼女は食に対して恐怖心があります。「これを食べられる、食べられない」というのは母親である私を信用するしかありません。外食などでは私が確認してから手をつけるのですが、うっかり入っていて体調が悪くなってしまったという失敗は何度かあります。私が気をつけていてもお店側のミスで、ということもあるので、なかなか難しいのですが…。

――給食などでも気を遣いますね。

アレルギーのことがあるので、娘はお弁当持参の小学校に通っています。給食を食べて万が一のことを心配するよりは、自分が作った信用できるものだけを食べてくれたらいいかなって。

――毎日のお弁当作りは大変なのではないですか?

小中高の一貫校なので、はじめは12年間もお弁当作り続けられるのかと不安になりましたが、意外と大丈夫でした(笑)。お弁当は私自身も無理をしないように、娘も食事を楽しめるように、そこまで彩りは気にせず、なるべく好きなものを入れてあげるようにしています。嫌いなものは自宅の夕飯で頑張って食べれば良いですからね。結果、「茶色ばっかり!」っていう日もあるんですけど、「ま、いっか」って思うようにしています(笑)。



子どものアレルギーは割り切りも大切!?

鈴木サチ インタビュー アレルギーについて語る

――お子さまのアレルギーを経験して、どんな気づきがありましたか?

外食は気を遣うので大変ですけど、卵が食べられないからって普段の生活に、支障が出るかといえば、そんなことはないんですよね。もしかしたら、親が心配しすぎているのかもしれないんじゃないかというのは考えました。

私もそうでしたがお母さんって必ずアレルギーは「私のせいかもしれない」って思ってしまいがち。私は夫がふと、「どうしてアレルギーなんだろうね、やっぱりお腹の中にいる間になるのかな?」と悪気なく言ったひと言に、すごく傷ついたりしたこともありましたしね。

子どものアレルギーの原因は専門家の方でもまだわかっていないことが多いのが現状です。親は、専門家にそう言われてしまうと否定することもできないし、「やっぱりそうなのかなぁ」って思ってしまうんですよね。そんな中で、自分がどう子どものアレルギーと向き合うかは、重要だと思います。私は、素人判断にならないよう、主治医の先生はもちろん、海外の研究など常に最新の情報を集めるようにしています。

――悩みを乗り越えられたきっかけは何だったのでしょうか?

これがきっかけと言えるかはわかりませんが、卵を食べられない娘にどうしてもオムライスを食べさせてあげたいと思って、卵の代わりにかぼちゃをマッシュして薄く広げたものをごはんの上に乗せてオムライスみたいにしたことがあったんです。

結局、「なんじゃこれ!?」ってなって、ひと口も食べてくれませんでしたけど(笑)、そこからいろいろなチャレンジをするようになって、次第にそんなに無理して食べさせることないんだなと思えるようになったんです。「オムライスもいつか食べられる日が来る、そしたら自分で食べなさい」って。それでいいんだなと思えてからは、神経質になることもなく、前向きになれましたね。

長女・長男も参加して3人目は家族みんなで育児中

鈴木サチ インタビュー 育児 子ども

――3人目のお子さんが生まれて、子育ての状況はどう変化しましたか。

実は3人目が一番楽ちんなんです。長女と長男は1歳9ヵ月差なのですが、0歳と1歳、1歳と3歳という感じで成長していくので本当にしんどかった。いわゆるワンオペ状態で子ども2人の相手をするわけですからね。

今は2人の子どもが小学生ということもあり、大人1+2、子ども1という構図になってきていているので、3人で次男の子育てをしている感じがしています。例えばごはんを作るときに次男が泣いていたら、上の子たちが抱っこしてくれていたりする。彼は我が家のアイドルなので、長女と長男も積極的にお手伝いをしてくれています。

――子育てやお仕事で忙しい中、ご自身の心の余裕はどのように保っていらっしゃいますか?

実は、2人目が生まれた後、育児で精神的に追い詰められたことがありました。ずっと子どもたちと向き合っていたことで、「とにかく大人と喋りたい」という欲求が出てきてしまったんです。その時は、夫に子どもをお願いして自分自身の時間を作るようにして乗り切りました。

自分の時間、大切ですよ。私は、仕事に復帰して撮影現場に行くようになってからだんだんと心に余裕を持てるようになった気がするんです。育児のストレスは仕事現場で大人と話すことで解消されたし、仕事のストレスは子どもたちを迎えに行ったときの喜びで吹き飛んでしまいました。そのバランスは、なんとも絶妙でしたね。

また私は、いつも数年先まで詳細な計画を立てていて、「目標を達成するための今がある」という風に考えて行動しているのですが、目標を達成するためにやるべきことを着実にこなしていく充実感も心の余裕を保つひとつの要素になっていると思います。



100人いたら100通りの育児があって当然

鈴木サチ インタビュー 食 子育て ポリシー

――お子さんが生まれてから鈴木さんご自身の食事内容は変わりましたか?

3食バランスよく食べるようになりましたね。独身のときは、朝食は撮影現場で差し入れのおにぎりを食べて、お昼を食べたら夜はまったく食べないとか、飲みに行ってたくさん食べた日の翌日はチャイラテ1杯だけとか、ハチャメチャな感じでした(笑)。

――忙しい育児の中で、ご自身の食事の摂り方はどんな工夫をしていますか?

朝は子どもたちに朝食を食べさせることが最優先なので、自分に余裕がないときもあって、立ったまま食べていたり、長男が残したパンの耳を食べて終わるなんてこともあります。3食きっちり作っていくと、なかなか座ってゆっくりできる時間がありませんよね? そんな時は子どもたちが帰って来る前に自分だけで先に夕食を済ませることもあります。

最近は1食の量を少なくして、ちょこちょことこまめに食べるようにもしています。そうすると時短になるだけでなく、血糖値の上昇を抑えることで健康にもいいです。

――美容や健康のために食事で気をつけていることはありますか?

からだが重くならないよう炭水化物などの糖質をとるタイミングには気をつけています。夜はできるだけ糖質オフ、夜に食べる機会があったら次の日の食事は軽めにして調整する。今は母乳の時期なので完全オフにはしませんが、それでも少し気をつけていますね。

鈴木サチ インタビュー 子育て

――最後に、育児に悩むお母さんへのアドバイスをお願いします。

みんな頑張りすぎず、「ちからを抜いて良いんだよ」って伝えたいです。それから、他人がこうだからっていうのは気にしないことも大切だと思います。

子どもが100人いたら100通りの子育てがあるんです。うちの子はまだ寝返りしない、まだオムツがとれないとか悩むお母さんもいるけど、「そのうちなんとかなるさ」という気持ちで大丈夫なんです。うちの長男なんて年長さんまでお昼寝でお漏らししてましたけど、それでもお昼寝ないから小学校ではお漏らしもしないし、家でしちゃったとしても「なんか気持ちよかったんでしょ?」ってゆるーく考えています(笑)。

「なんでうちの子だけ」って考えすぎると、ストレスを子どもにぶつけがちになってしまいます。子育てはもちろん、料理だって、SNSの写真を見て、こうしなきゃって思う必要はない。お母さんが楽しく料理を作って、家族で楽しく食事ができたらOKなんです。子どもたちにとってはなんだっておいしいはずですからね。

 

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鈴木 サチ(すずき・さち)
1979年生まれ、愛知県出身。10代よりファッションモデルとして活躍し、『ViVi』や『Ane Can』などの専属モデルとして人気を集める。2010年に第1子、2012年に第2子、2019年に第3子を出産。産後もファッション誌を中心に、広告やイベントにも多数出演。

取材・文:齋藤 倫子
撮影:宮城 夏子
ヘアメイク:佐々木 育美

 

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