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【2児のママ蛯原英里さん・後編】頑張りすぎないゆる食育「育児は“てげてげ”でいいがぁ」

日本チャイルドボディケア協会代表をはじめ、多方面で活躍中の蛯原英里さんに、毎日の食事・食育についてお話を伺いました。

「てげてげでいいがぁ」(※)という育児を心がけ、4歳の女の子と生後10ヵ月の男の子の育児に奮闘中の蛯原さんが日常的に意識していることとは?

<前編>に続き、後編は食事以外での食育や子育てを楽しくするポイントなど、思わずマネしたくなるお話をたくさんしていただきました!

※「てげてげでいいがぁ」は、「ほどほどでいいか」「頑張りすぎずに肩の力を抜いていこう」という意味で使われる宮崎県のことば。

離乳食作りは神経質になりすぎないこと。ポイントを押さえれば時短でもできる!

蛯原英里さんが普段の食事の様子と食育を語る様子

 

――普段のごはん作りにはどのくらい時間を割いていますか?

できるだけ集中してやりたいので、夫がいるときは子どもたちと散歩に出てもらって30分~1時間くらいで作ります。夕食は、2~3品のおかずに、ごはんとお味噌汁を合わせることが多いですね。毎回量を多めに作って少しずつストックし、食事作りを効率よくできるようにすることも心がけています。

 

――離乳食作りはどうしていますか?

離乳食は、お味噌汁の味噌を入れる前に少しだけ具材を取り出してミキサーにかけたり、作り置きしていたものを電子レンジで温めたりしています。日々の食事からストックしているので、離乳食のためにイチから料理を作るということはあまりないですね。一人目のときは“離乳食の日”を決めて「離乳食はこの時間帯で必ず作る」と意気込んでいましたが、2人目が生まれてから、「そんなに神経質にならなくてもいいんだな」と気がつきました(笑)。それからは慣れもあって、心の余裕が出てきましたね。

息子は手掴みをする時期なので、手で食べやすい硬さにすることを意識して、“月齢に合った薄味で噛み切りやすいもの”というポイントを押さえていればOKということにしています。娘が乳幼児のときもそうでしたが、うちは手を使って汚すのはアリにしているので、床にタオルやビニールシートを敷いて存分にベチャベチャと好きにやってもらっています(笑)。

 

――家事が楽しくなるように工夫していることはありますか?

キッチングッズでテンションを上げています。黄色が好きなのでニコちゃんマークのアイテムとか、3COINSのものは手軽だし可愛いのでつい集めちゃいますね。色で気持ちもだいぶ変わるので、明るめの色や差し色を選ぶと家事も楽しくなります。



積極的に収穫体験にも子どもと挑戦! 土いじりの楽しさを子どもたちにも伝えたい

蛯原英里さんが食育と農業体験を語る様子

 

――ママになって食事の大切さを実感していらっしゃるようですね。

子どもたちが乳幼児のときに母乳だけでしっかり成長している姿を目の当たりにして、食べることは生きることだということを改めて実感しました。恐ろしいぐらい身体は食べ物の影響を受けるので、食事には気を遣っています。

 

――食べる以外で食育として意識していることはありますか。

一緒に食材を買いに行ったときは、「カボチャってこういう色だよ」など実際に食材をしっかり見て、匂いを嗅いだり肌触りを確かめたりと五感を意識して伝えるようにしています。

先日実家に帰省したときに、知り合いの農家の方が作業されているところにお邪魔して、スナップエンドウを「こういう感じでできるんだよ」と教えながら収穫させていただいたり、にんじんを土から抜く経験をしたりしました。それ以外にも普段からいちご狩りなどの土いじりや収穫体験には積極的に出かけて、食に興味を持ってもらえるようにしています。

 

――農業体験は、食育としてはもちろん、よい人生経験になりますよね。

私の実家が兼業農家で、おじいちゃんとおばあちゃんがお米やとうもろこしなどを作っていました。その様子を見たりお手伝いしたりすることで学ぶことが多かったなと感じているので、娘や息子にも同じように農業を体験してもらいたいと思っています。



子育ては”てげてげ”で。大人も子どもも楽しむことが大切

蛯原英里さんが食事と美容について語る様子

 

――2児のママとして、子育てをしながらも美しさを保っている姿が印象的ですが、その秘訣を教えてください。

3食しっかり食べることですね。朝には子どもたちも食べやすい海苔巻きと、具だくさんのお味噌汁を食べているので量もしっかり摂っているほうだと思います。今は授乳していることもありますが、子どもを産んでからは、特にダイエットを意識したことがないんです。

健康のためには、朝はバナナジュースに青汁の粉末を入れたスムージーを家族で良く飲んでいます。娘も週に3回くらい自分で作って「ママの分作ったよ、パパの分作ったよ」と言って分けてくれるんです。

 

――食事以外に気をつけていることはありますか?

抱っこしたり添い乳をすると背中がバキバキにこってしまうので、マッサージや整体に行って骨格を整えるなど、身体のメンテナンスはしています。そのほかには、家族に協力してもらってネイルサロンに行ったりしてできるだけ一人の時間を作るようにしていますね。

 

――お子さんにはどのように成長してほしいですか?

欲を言えばいっぱいありますが、根っこのところでは人に優しい子に育ってほしいです。しっかり挨拶ができて、礼儀正しくできるように育てたいですね。早期教育などは特に考えていませんが、それよりは土いじりとか自然に触れ合ってもらいたいと思っているので、今の時期はそちらを優先して体験してもらいたいです。

 

蛯原英里さんが育児を語る様子

 

――蛯原さん流の食育・子育てで大切にしていることはありますか?

食事に関してはとにかく楽しむ! 「食べさせる」「食べてほしい」じゃなくて、楽しめればいつかは食べてくれるようになるんですよね。子育てについては「大変、大変」って思わないようにしています。だってそれが毎日続くんだから。それよりも楽しかったことを積み重ねていくことを大切にしています。例えばゆっくり寝かせる時間がある日は「○○ができてすごいね」とか「今日は△△が楽しかったね」とか、子どもとコミュニケーションをとって一日を終わるようにしています。

 

――最後に、食育や子育てに奮闘するパパ・ママたちにアドバイスをお願いします。

まずはママやパパが楽しむ姿勢が大切なんじゃないかと思います。子育ては、大変なことが多いですが、“ゆるいスタンス”でいることも重要。神経質になりすぎたら体がもたないし、そのイライラが子どもに伝わってしまうので「ゆるい」くらいがちょうどいいんです。じゃないとみんなが疲れちゃうし、楽しくもならないですからね。

宮崎には「なんとかなるさ」「完璧じゃなくていいんだよ」っていう意味で「てげてげ」という言葉があるのですが、私が子育てで心がけているのは「てげてげ」。完璧じゃなくてもいいと思えたら、心に余裕が生まれますよね? 心に余裕があれば楽しさを感じることができて、自分の楽しさが、子どもによい影響を与えるエッセンスになると思います。「てげてげ」で、一緒に育児を楽しみましょう!

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蛯原 英里(えびはら・えり)
1979年生まれ、宮崎県出身。看護師として約6年間NICUに勤務後、アパレル会社の広報を経て、チャイルド・ボディ・セラピストに転身し日本チャイルドボディケア協会を設立。2014年に第一子となる長女を、2018年9月に第二子となる長男を出産。現在はベビーマッサージの講義や情報発信のほか、子供服のプロデュースなども手がけ、多方面で活躍中。

取材・文:齋藤 倫子
撮影:宮城 夏子
ヘアメイク:佐々木 育美

蛯原英里さん食育インタビュー
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