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子どもの成長に必要な運動ってどんな運動?

健康的な生活や健全な成長のためには、睡眠や食事と同様に「運動」の存在も欠かせません。一般社団法人コーチングバリュー協会代表理事の東根明人さんによると、運動といっても特別なスポーツをするよりも「日常生活の中に身体を動かす機会を盛り込んでいくこと」のほうが重要なのだそう。
では、親は子どもの成長を促すために、運動をどのように考え、どのような運動をさせるべきなのでしょうか。

運動だけをしていては、思うように成長できない!?

最初に覚えておきたいのが、運動とは「スポーツではなく、人間が生きていくために行う活動」を指すものであるということ。つまり、子どもの成長に必要なのは、特定のスポーツではなく、日常生活における恒常的な活動です。

また、運動だけをしていれば良いというわけではなく、子どもの健やかな成長のためには、「運動」「食事」「睡眠」のバランスが重要になります。

この3つの要素は生活リズムをつくる軸となっているため、どれか1つでも多すぎたり、疎かになったりすると、心身のリズムが崩れて成長の妨げになってしまうのです。

「『運動』をするにはエネルギーが必要で、エネルギーを使うと疲労します。その疲労を回復させるのが『睡眠』、エネルギーを補うのが『食事』。三者は密接な関係にあり、人は『運動』『食事』『睡眠』のバランスが取れてこそ、心身ともに健康な状態が維持でき、成長につながるのです。子どもが自発的に『運動』『食事』『睡眠』のバランスを意識するのは難しいので、親が上手にコントロールしてあげる必要があります」(東根さん)

子どもが健やかに成長するには、まずは大人がよい生活リズムで動いていることが重要だと言います。

「子どもの生活リズムは親の生活リズムに引きずられてしまうことが多く、大人が夜更かしをしている家庭では子どもを早く寝かしつけるのが難しい傾向があります。まずは親が早寝早起きでよく動いてよく食べる生活を行い、子どもの生活リズムをつくってあげましょう」(東根さん)



「運動」を起点に生活リズムを整えよう

では、よい生活リズムをつくるにはどうすればよいのでしょうか。

「生活リズムを整えるには、食事や睡眠に比べて自主的にコントロールしやすい『運動』からアプローチするのがおすすめです。運動をすることでおなかがすいてしっかり食事が摂れ、睡眠も良質になっていきます」(東根さん)

運動と生活リズム

生活リズムを整える運動は、特別なスポーツではなく、まずは“歩く”だけでも十分と東根さんは言います。

「スポーツでなくても、日常生活の中で身体を動かす時間を意識するだけで運動は取り入れられます。すぐに実践できて、親も付き合いやすいのが、歩くこと。子どもと遊ぶ体力・気力がないという場合は、休日に子どもと一緒に買い物に行くという形でもよいかもしれません。子どもに体力がついてきて、もっと運動したいようであれば、遊びや習い事で体を動かす時間を増やしてあげるとよいでしょう」(東根さん)

運動が苦手な子どもを運動させるには?

基本的に子どもは動くことが好き。身体を使う遊びを積極的に取り入れていくと、子どもの運動への意欲を高めることにつながると言います。

「運動の基礎能力は3歳から8歳のころにつくられ、12歳ごろまでが成長期です。この間に日常的に体を動かす機会を増やしたり、走ったり飛び跳ねたりする身体を使う遊びを取り入れたりするだけでも、運動神経によい刺激を与えられます」(東根さん)

運動が苦手な子ども

子どもをスポーツ好きにするためには、早い段階から「運動=楽しい遊び」という認識を与えることが重要になります。

「運動が苦手になってしまうのは、親があまり運動に意欲がなかったり、運動をして嫌なことがあったりして運動への接点がなくなってしまったとき。“運動”というとハードルが高く感じられてしまうことも多いので、“遊び”として身体を動かすことを促し、楽しむことを重視して運動を好きになるように手助けしてあげましょう」(東根さん)

さらに運動が得意になるには、遊びの中に運動能力を育てる動きを取り入れるのが一番。東根さん考案の運動能力を高める“遊び”については、以下の記事で詳しく説明しています。

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【小学校低学年向け】子どもの運動能力をアップさせるための基礎トレーニング

子どもを運動好きに育てるには、運動に触れる機会を増やすことが重要です。生活リズムを整えて、子どもと楽しい運動の時間を作りましょう。

 

東根明人(あずまね・あきと)
JOCの在外研修により、ライプチヒ大学に留学しコーディネーショントレーニングを学び、以後日本での普及に取り組む。日本体育協会ジュニアスポーツ指導員カリキュラム策定委員を務めた。著書に『子どもの運動神経はじゃんけんゲームでみるみる育つ』(青春出版社)などがある。
http://www.active.or.jp
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