時期を問わず食卓に並ぶことが多いキャベツ。生でも茹でても炒めても食べられ、和洋中どんな料理にも使われる万能な野菜ですが、実はこのキャベツ、とっても栄養が豊富な食材だってことをご存知でしたか?
今回は、そんなキャベツに含まれるさまざまな栄養素や、子供が効率よくキャベツの栄養を摂取するためのテクニックをご紹介します!
キャベツに含まれる栄養素と期待できる効果は?
キャベツは、健康維持に欠かせないビタミン系の栄養素とミネラル系の栄養素の双方をしっかりと摂取できる栄養パフォーマンスの高い野菜です。
キャベツに含まれる代表的な栄養素には次のようなものがあります。
キャベツに多く含まれるビタミン系栄養素
「キャベジン」とも呼ばれるキャベツ特有の栄養素。胃粘膜の修復に作用し荒れた胃の粘膜を正常化してくれる働きがあると言われています。トンカツなどの揚げ物にキャベツが添えられるのは、このためかもしれませんね。
身体の健康維持や、骨などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に不可欠な栄養素。皮膚や粘膜の維持や、病気やストレスへの抵抗力アップに働くほか、疲労回復効果も期待できます。
骨にあるたんぱく質を活性化し、骨の形成を促すほか、出血時に血液を凝固させる(出血予防)因子を活性化させてくれる特徴を持つ栄養素。キャベツは野菜の中でビタミンKの含有量がトップクラスと言われています。
水に溶ける水溶性ビタミンのひとつで、たんぱく質や細胞をつくる際に必要となるDNAなどの核酸を合成する働きを持つ栄養素。赤血球細胞の掲載を助けることでも知られています。
キャベツに多く含まれるミネラル系栄養素
骨や歯の形成、血液の凝固促進が期待できる栄養素。同じく骨や歯の形成を促す栄養素であるビタミンCやビタミンKと一緒に摂取できるため、骨や歯の形成といった面では、キャベツはかなり期待値の高い野菜と言えそうです。
人体に必要なミネラルの一種で、ナトリウムと相互に作用しながら、浸透圧の維持や水分保持といった体内の恒常性維持に作用する栄養素。老廃物の排泄促進や、血圧を下げる効果もあるとされています。
効率よくキャベツの栄養を摂取するには?
このように子供の成長の手助けになってくれる栄養素がいくつも含まれているキャベツですが、しっかりとその栄養を摂取したいのであれば、調理方法や食べ方に注意を払う必要があります。
効率的に栄養を摂取したいなら生食
ビタミンUやビタミンCなどを効率よく摂取したいのであれば、素材をそのまま活かしたサラダやおつまみなどで食べる方法がおすすめです。
また、ビタミンUやビタミンCは水に溶けやすい水溶性ビタミンなので、キャベツを水洗いする際は、それらの栄養素が溶け出してしまわないように、冷たい水でサッと洗い、しっかりと水気をきるようにしましょう。
長時間の加熱は避ける
長時間加熱することで、水溶性ビタミンのビタミンUやビタミンCが溶け出してしまうことがあるため、加熱調理をする場合は軽く炒める程度に留めるようにしましょう。
スープとして調理する場合は汁ごと飲むと、溶け出た栄養素をしっかりと摂取することができるので心配は無用です。
油と一緒に摂取する
一方、油に溶けやすい脂溶性ビタミンであるビタミンKは、油と一緒に調理して摂取することで吸収率が高まるので、野菜炒めや揚げ物などと一緒に食べることで、効率的に栄養を摂取できるようになります。
管理栄養士。大手企業へのレシピ提案をはじめ、クリニックでの栄養相談や保育園栄養士として食育活動などに携わる。食生活の乱れからくる体調不良に悩んだ自身の経験と管理栄養士の資格をいかし、子どもからお年寄りまで幅広い世代に日々の食事の大切さを伝えている。